スーツやジャケパンには革靴をあわせるのが当たり前、そう思っていませんか?
昨今の通勤着のカジュアル化により、ONにもOFFにも使えるスニーカーが注目されています。
この記事では、ビジネススニーカーを着用するメリット、選び方のポイントからおすすめブランド、ビジネススニーカーを使ったコーデを紹介します。
WHAT…ビジネススニーカーとは?
近年クールビズが取り入れられるなど、通勤着のカジュアル化が進んでいます。
そんな中、2018年スポーツ庁がFUN+WALK PROJECTと題しスニーカー通勤を推奨。
たくさん歩く事による健康増進が目的です。
その流れから、スーツやジャケパンにも合うスニーカーとして、ビジネススニーカーが注目されています。
革靴のようなドレス感があるデザイン性を持ちながら、長時間歩いても疲れにくく、コーディネートに抜け感を演出できるビジネススニーカー。
取り入れる事で様々なメリットがあるんです。
会社によってはスニーカーNGの場合もありますので、取り入れる際は社内規定の確認をお忘れなく。
Business Sneakers快適性
スニーカーは革靴に比べソールにクッション性があり、長時間歩いても疲れにくいという特徴があります。
それだけでなく、アッパーが柔らかく靴自体が軽いため歩きやすいのです。
アッパーが柔らかいとしっかり靴紐をしめる事が出来るため、自分の足にぴったりフィットするように着用でき、サイズの微調整が可能なのも快適な着用が出来る大きなポイント。
素材を選べば革靴より蒸れにくく、暑い季節はもちろん暖房で蒸れやすい冬も快適に履けるのが魅力です。
Business Sneakers革靴に比べてコスパが良い
革靴なら一足3万円前後するものを履いている方が多いのではないかと思います。
一足を毎日履くと傷みも早いため、2~3足をローテーションして履くという場合、それだけでかなりの出費になってしまいます。
それに比べ本革ではないスニーカーなら、一足1万円前後で購入できるものが多くリーズナブル。
その上ビジネススニーカーなら通勤時だけでなくプライベートでの使用もしやすく、ON/OFF問わず使える着用範囲の広さという点でもコスパが良いと言えます。
Business Sneakers天候が気にせず使いやすい
革靴の天敵は湿気。
天気が変わりやすい季節は特に、革靴を履いていると気が気ではないでしょう。
雨の日は防水仕様のものを履いたり、防水スプレーをかけたりと手入れに手間もかかります。
その点スニーカーなら天候問わず履く事が出来、雨に濡れてしまっても革製でなければしっかり乾かせば問題ありません。
万が一濡れて汚れても、気兼ねなく洗えるというお手入れの手軽さもメリットです。
POINT…ビジネススニーカーの選び方のポイント
ビジネススニーカーを選ぶポイントは、できるだけ革靴に近いデザインのものを選ぶという事です。
ソールに厚みの少ないローカット、色使いはソールや靴紐を含めて2色までで抑えられているものならドレス感があり、ビジネスシーンでも浮く事がありません。
ナイロン地・キャンバス地はカジュアル感がでますが、色を抑える事で気にならなくなります。
レザーやレザー調(合皮)のツヤ感は、よりスーツやジャケパンになじみやすいので、ビジネススニーカー初心者さんにおすすめ。
色は黒・白・ネイビー・ブラウンなどのベーシックカラーがベスト。
色が3色以上使用されているものやソールが厚い、いわゆるハイテクスニーカーはカジュアル感が強くなるため、ビジネススニーカーとして使用するのは難しくなります。
Recommended Coordinates爽やかで清潔感のある白スニーカー
オフィスでの革靴では選ぶ事のないホワイトは、ビジネススニーカーだからこそ映える清潔感あふれるカラー。
遠目からでもスニーカーを履いている事がわかりますが、ダークカラーの多いオフィスカジュアルとあわせる事で足元に爽やかな抜け感が出ます。
特にネイビーのスーツやセットアップに合わせるとぐんと清潔感がUP。
一気におしゃれ上級者感が出るので、フォーマルすぎない都会的なオフィスカジュアルを目指す方におすすめです。
Recommended Coordinatesシックオールブラックスニーカー
アッパー・ソール・靴紐すべてがブラック一色でまとめられたスニーカー。
遠目から見るとスニーカーだと気が付きにくく、ビジネスコーデになんなくなじみます。
色数は少ないほどカジュアル感を感じにくいため、履き心地は優先したいけど出来るだけスニーカーだと気づかれたくないという方にもおすすめです。
プライベートでの着用も、あわせにくい服はないのでは?というほど汎用性の高いアイテムなので、一足持っておくととても便利なアイテム。
Recommended Coordinatesきちんと感を演出!レザースニーカー
アッパーにレザーを使用したスニーカーなら、特有の上品なツヤ感や高級感のある風合いが革靴と遜色ないドレス感を演出してくれます。
レザーと言っても、天然皮革or合成皮革いずれでもOK。
天然の場合は革靴同様しっかりとしたお手入れは必要になりますが、革靴よりクッション性のあるソールで歩きやすさは各段に上がります。
合皮の場合はレザーのツヤ感を感じさせつつ、天然と比べてお手入れは簡単。
特有の経年変化を楽しむ事は出来ませんが、雨の日にも履けるメリットがあります。
Coordinates…オフィスになじむビジネススニーカーのおすすめコーデ3選
オフィスカジュアルにビジネススニーカーをコーディネートする上で、押さえておくべきポイントは以下の2つ。
- 足元以外をかっちり作りこみすぎない
- 靴の色を服のどこかにリンクさせる
シャツにネクタイをしたスーツスタイルにスニーカーを合わせると、靴だけカジュアルなちぐはぐ感が出てしまいます。
靴以外のどこかにカジュアルをひとさじ加えたスタイルにする事で、スニーカーがコーデになじみやすくなります。
そして色味も大切な要素の一つ。
上着・インナー・パンツのどれかと靴を同じ色にそろえる事で、靴だけが浮く事なくコーディネートにまとまりを感じさせる事が出来ます。
迷ったらパンツと靴を同系色にすると、足先で色味が分断される事がなく足長効果もありますよ。
01Recommended Styleほどよくカジュアル!セットアップスタイル
PANTSストレッチ パンツスーツ 上下2点 SETUP GARAGE
TOPSメゾンマルジェラ Maison Margiela メンズシャツ
SNEAKERSスタンスミス [STAN SMITH] アディダスオリジナルス FX5521
シンプルベーシックなセットアップにバンドカラーシャツを合わせて、ドレスダウンさせたコーディネート。
バンドカラーシャツを合わせる事で足元をスニーカーにしてもちぐはぐな印象にならず、程良いカジュアル感を演出できます。
スニーカーは白をチョイスし、シャツの色味とリンクさせることで統一感もUP。
アディダスおなじみの3ストライプがパンチ加工となっており、色がある箇所が少ない所もビジネススニーカーとして使用しやすいデザインです。
足首に向かって細くなるテーパードタイプのパンツとスニーカーをあわせる事で、足元に軽さと抜け感が出るのでこなれた雰囲気を高めます。
02Recommended Style 好感度抜群!ジャケパンスタイル
JACKET< 機能 / 洗濯機洗い可・伸縮性 > CM ◆ TW ウォッシャブル トロ NT 2B ジャケット
TOPSスリードッツ three dots【オールシーズンOK】 James – ジェームス クルーネック
PANTSウエスト ハイパーストレッチ ドライツイル パンツ
SNEAKERSnew balance(ニューバランス)M576KKL BLACK
細身のシルエットのジャケットと、テーパードタイプの細身スラックスのジャケパンスタイル。
インナーをクルーネックTにすることで足元とのバランスをとり、ほどよくラフなコーデにまとめられています。
ブラックのスニーカーはジャケットのカラーに合わせる事により、浮くことなくスタイリッシュに。
黒・白・グレーと3色使用したスニーカーですが、黒と白の中間色のグレーはグラデーションになる色使いのためカジュアルになりすぎず、レザーの光沢がドレス感をUP。
肩の力を抜いた、程良く崩した大人感が同性異性問わず好感が持たれるコーデです。
03Recommended Styleエフォートレスなカジュアルスタイル
JACKETSHIPS:【洗える/超軽量】テック ラミー 2ボタン ニット
TOPSサンスペル Sunspel メンズ ポロシャツ
PANTSA.P.C. プチスタンダード アー・ぺー・セー パンツ/ジーンズ
SNEAKERSコールハーン COLE HAAN グランドプロラリー スリッポンスニーカー
暖かい季節でも不快感の少ない、麻素材のカーディガンジャケットとデニムを合わせたカジュアルコーデ。
デニムの着用もOKなカジュアルな会社でも、プライベートとは一味違う”きちんと感”を出したいという方にぴったりなスタイルです。
インナーに襟のついたポロシャツを合わせれば、カジュアルに寄りすぎず堅苦しくないスタイリングに。
スリッポンタイプのスニーカーのカジュアルな印象を、ソフトレザーの質感がほどよく和らげ大人カジュアルのコーデにマッチします。
濃色でまとめコントラストを抑える事により、崩しすぎないシックな印象に仕上げているのがポイント。
BRAND…ビジネススニーカーに最適なおすすめブランド5選
ここでは数あるブランドの中から、よりビジネススニーカーとしておすすめのブランドを5つ紹介します。
価格は3万円以内で、各ブランドの中からおすすめの1足を挙げてみました。
どんなものが職場にふさわしいかわからないという方は、参考にしてみてください。
Recommended Brand 永遠の定番!迷ったらコレ adidas
アディダスの中でも特にビジネススニーカーとしておすすめなのがスタンスミス。
ブランドのアイコンとして半世紀に渡り愛され続け、世界で最も売れたスニーカーとしてギネスブックに認定されている永遠の定番シューズです。
2021年よりバージンポリエステルの使用を廃止し、サステナブルなヴィーガンスニーカーへと生まれ変わりました。
そのシンプルさからビジネスシーンにもプライベートにも使いやすい一足。
迷ったらコレを選べば間違いありません。
Recommended Brand 子供っぽくならない細身キャンバス地 SUPERGA
100年を越える歴史のあるイタリアのシューズブランドであるスペルガからは、定番の2750がおすすめ。
トレンドに左右されないシンプル・ミニマルデザインで、上品な細身のシルエットが、ビジネスシーンにもなじみやすい。
アッパー・ソール・靴紐はもちろん、ロゴやハトメまで黒い本物のオールブラックなので、キャンバス地でも子供っぽくなりません。
元々ラバー製品を生産するメーカーのスペルガ。
天然のラバーソール使用で歩きやすいのもポイント。
このクオリティこの値段はコスパ最強です。
Recommended Brand 抜群の履き心地でたくさん歩ける New Balance
とにかく履き心地重視!ビジネスシーンでもたくさん歩きたいという方におすすめしたいのがニューバランス。
1988年にオフロードランニングシューズとして誕生したM576シリーズは、安定感抜群で長時間歩いても疲れにくいのがポイントです。
その理由は、凹凸の深いアウトソールがグリップ力を高めてくれるから。
アッパーがレザーのものを選べばスポーティーさも軽減され、ビジネスシーンにも無理なくマッチします。
Recommended Brand 革靴歴が長い方にこそおすすめ FRED PERRY
革靴歴が長く、スニーカー通勤に抵抗がある方にこそおすすめしたいのがフレッドペリーのBREAUX。
マイクロファイバーを使用したPU素材は、まるで天然皮革のようなソフトな質感に加え、人工皮革だからこそもつ伸縮性が大変履きやすい1足。
本革と見紛うほどの完成度と落ち着いた上品で大人らしいデザインは、革靴歴が長い方にも抵抗なく履く事ができます。
同性同僚や職場の女性にも、センスがいいと思われること間違いなし!
雨に降られてもお手入れが簡単なのも高ポイントです。
Recommended Brand こだわり派を唸らせるハイカジュアル COLE HAAN
デザインも質もどちらも捨てがたいこだわり派にはコールハーンがおすすめ。
ドレスとカジュアルのバランスが絶妙なデザインに加え、上質な素材と履き心地を有したブランドです。
より軽やかでエフォートレスな印象のスリッポンタイプでも、上質なソフトレザーを使用する事により大人なキレイめスタイルに。
超軽量に作られたグランドプロシリーズはとにかく疲れにくく、抜群のクッショニングが履けばわかる感動の心地良さです。
TODAY’S SUMMARY…ON/OFF問わず履けるビジネススニーカーで通勤しよう
通勤着が軽やかになると、仕事の生産性もぐんとUPします。
さらにプライベートでの着回しも出来れば一石二鳥!
ぜひお気に入りの1足を見つけてください。