失敗しない！「シャツ＋α」のコーデのポイントは？│あした俺、なに着る？

ビジネスシーンにおいてもカジュアル化が進んでいる昨今、オフィスカジュアルのおしゃれさ＝シャツの選び方や着こなし方・プラスαのアイテム選びにかかっていると言えます。特に気温が高くなるこれからの時期は、ジャケットを脱ぐシーンも増えるので、人目にさらされるシャツには一層気を遣うべき。

ジャケットを着用していても、ジャケットの下からのぞくシャツの選び方一つで着こなしのイメージはガラリと変わります。逆に合わせるジャケットの素材感やシルエットによっても変わりますが、シャツの持つ大人のきちんと感と清潔感が、スタイリングにクリーンな印象を引き寄せてくれます。

合わせるジャケットは、着心地も見た目も涼しげな素材を選んであげると、快適かつお洒落なオフィスカジュアルに仕上げることができますよ。

ベーシックにキメる「白シャツ＋ジャケット」

まずはベーシックな白シャツ×ネイビージャケットのスタイリング。ビジネスカジュアルの定番とも言える組み合わせですが、ジャケットの素材選びで軽やかさをプラスしてあげると、スーツスタイルのような堅苦しさを感じさせず、シーズンムードをグッと高めることができます。

品の良いラフさのある鹿の子生地など、カジュアルシーンからビジネスシーンまで活用できる素材がおすすめ。着心地の良さも大きなポイントです。

上品な印象で好感度UP「ストライプシャツ＋ジャケット」

次におすすめしたいのは、素材感や柄選びで爽やかさをプラスしたスタイリング。爽やかな印象のブルー地のストライプ柄シャツには、スタイリッシュなグレージャケットをON。さらにジャケットに表面感のあるシアサッカー生地をチョイスすれば、清涼感のある着こなしが叶います。

季節感のあるカラーや柄、素材を選ぶ場合は、落ち着いた色合いにまとめてあげると、大人の余裕を感じさせるスタイリッシュなオフィスカジュアルスタイルに。

リラックス感＆キチンと感を実現［シャツ＋ニットジャケット］

オフィスカジュアルのドレスコードが時代と共に緩和され、ジャケットの選択肢も広がっている今、幅広い着こなしが楽しめるニットジャケットにも要注目。ジャケット本来のきちんと感はそのままに、ほどよいリラックス感を与えてくれるのがニットジャケットの魅力です。

もちろんベーシックなワイシャツに合わせるだけでも十分効果的ですが、今シーズンぜひおすすめしたいのが、抜け感をプラスできるバンドカラーシャツとの組み合わせ。全体を優しい色合いで揃え、小物で引き締めポイントを作ってあげると、グッとこなれたスタイリングに仕上がります。

また、ニットジャケットは、オフィスシーンはもちろんリモートワークや出張のお供にも◎。まさに今の働き方にマッチする、スマートな万能アイテムです。

SELECTシャツの選び方

ビジネスシーンでのシャツ選びは、“キチンと感もありながら堅くなりすぎない”ということを意識するのがポイントです。オフィスカジュアルではノーネクタイで一番上のボタンを外していることが多いかと思いますが、その場合でもだらしない印象を与えないデザインを選ぶようにします。

また、シャツ1枚で過ごすことを考えた場合、シャツのサイズ感にこだわることも大切。袖丈や肩の位置など、細かなディテールもしっかりチェックし、ベストなサイズを選ぶようにしましょう。

そして忘れてはならないのが、色や柄。オフィスシーンにふさわしく、それでいてお洒落感も演出できるこなれたカラー・柄を選んであげると、いつものオフィススタイルをグッと垢抜けた印象に仕上げることができますよ。

color/pattern色、柄

オフィスカジュアルでは、ジャケットを脱いだスタイルも多いため、着こなしのイメージはシャツの色柄で決まると言っても過言ではありません。色や柄で思い切り個性をアピールしたいところですが、ビジネスシーンで着用することを意識して、派手なものは避けるのがベター。

ベーシックなカラーなら多少濃い色目のものでも問題ありませんが、ピンクなど華やかさのあるカラーをチョイスする場合は淡いトーンを選ぶようにしましょう。また、動きのある着こなしをメイクできるストライプやチェック柄を取り入れるなら、落ち着いた印象のベーシックカラーを基調としたものが最適です。チェック柄ならグラフチェックやタッターソールチェック、ストライプ柄ならピンストライプやシャドーストライプ、ロンドンストライプなどがおすすめ。

material素材

もう一つ、シャツ選びのポイントとなるのが素材選びですが、オフィスシーンにおいてはやはり綿100％がおすすめです。合成繊維混のものはシワになりにくく扱いやすいというメリットがありますが、やや安っぽい印象を与えてしまいがちなので、仕事の場で好印象を与えたい場合にはあまりおすすめできません。

細かな部分では、織り方も印象の違いにつながるキーポイント。上品な風合いの平織り生地“ブロード”や、斜めに細かな畝が見える高級感のある“ツイル”素材がシャツに向いている素材と言われています。ツイルと同じように表面に凹凸のあるヘリンボーンもまた、自然な光沢感が着こなしをクラスアップしてくれる素材です。

オーソドックスなスタイルでもカジュアルダウンしたい時には、ボタンダウンシャツに使われることの多いオックスフォード生地や縦横でそれぞれ違う色の糸を使ったシャンブレー生地がおすすめ。

collar襟（えり）の形

オフィスカジュアルスタイルではノーネクタイが基本なので、ネクタイ無しで着用してもだらしなさや物足りなさを感じないようなシャツ選びが重要です。間違いのない選び方としては、襟に高さのあるタイプをチョイスすること。

襟先をボタンで留めることができるボタンダウンやスナップボタンを選んであげると、襟の形がきれいにキープされることで上品な印象を与えることができます。また、台襟（だいえり）の部分にボタンが2つ付いたドゥエボットーニも、洗練された大人の雰囲気を引き寄せることができますよ。

POINTシャツに合わせるジャケットの選び方

オフィスカジュアルスタイルにおいては、スーツスタイルよりもカジュアル感のあるジャケットを選ぶことも可能です。とはいってもあくまでもビジネスシーンで着用することを考え、カジュアル過ぎる素材や色柄は避けた方が無難。

先ほど紹介したようなシャツに合わせることを考え、相手に好印象を与える清潔感のあるデザインやカラー、そして適正なサイズを選ぶことが重要です。また、気温が高くなる時期には、清涼感のある軽やかな素材を選ぶようにするといいでしょう。

color色

ビジネスカジュアルにおけるジャケットとはいえ、カラーはビジネススーツでも定番のカラーを選ぶのが基本です。ネイビーやライトなグレー、細かい千鳥格子（ちどりこうし）やグレンチェック柄など目立ちすぎないチェック柄のジャケットがおすすめ。

定番色の中でも黒は冠婚葬祭のイメージが強く、オフィスカジュアルとしてはやや硬いイメージになるので、黒のテーラードジャケットは避けた方が無難です。

material素材

気温が高くなるこれからの季節、ジャケットの素材選びも重要なポイント。きちんと感がありつつ通気性や着心地が良い素材であることはもちろん、移動の際持ち歩くことも考えて扱いやすい素材であることも一つの基準です。

シワになりにくく、通気性や伸縮性にも優れた薄手のニット素材で仕立てられたジャケットは、夏に向けてのビジネスカジュアルに最適。また、シワの目立ちやすさは否めませんが、逆にシワ感がこなれたカジュアル感を演出してくれるリネンやコットン素材のジャケットもおすすめです。涼しげな見た目でいえば、シボ感のあるシアサッカー素材も通気性に優れ、爽やかな印象で着こなすことができるおすすめ素材。

そして昨今人気を集めているのが、さまざまな会社から発表されている機能性素材を使ったジャケットです。生地の温度上昇を抑えたり、涼感が得られたり、吸収・蒸散性の高いものなど、その機能はさまざま。これらを上手に取り入れれば、さらにビジネスシーンを快適に過ごすことができますよ。