夏のオフィスカジュアルコーデOFFICE CASUAL
クールビズの普及に伴い、夏のビジネスシーンではオフィスカジュアルが定着しつつあります。夏だからこそできるラフな着こなしが楽しめる反面、着こなしやアイテム選びで注意すべきポイントも。夏のオフィスカジュアルで気を付けたいポイントは、以下の4点です。
【ビジネスシーンに必要な清潔感やきちんと感を演出する】ATTENTION01
気温の高い夏は、暑さのせいで服装が乱れがち。ですが、ビジネスシーンにおいて服装の乱れは相手に不快な印象を与えてしまう可能性があります。アイテム選びや着こなしに気を配ることで、ビジネスに必要なきちんと感と清潔感を演出することが大切。
【素材やカラー選びで爽やかさや季節感を出す】ATTENTION02
夏らしい清涼感を出すためには、素材選びやカラー選びも重要なポイントです。リネンやコットンといった見た目にも涼しげな素材や、ブルーやネイビー、ライトグレーやホワイト系など爽やかなカラーを選んであげると、季節感が出て清涼感のある着こなしに。
【露出しすぎないよう気を付ける】ATTENTION03
暑い季節はつい肌の露出が増えてしまいがちですが、オフィスカジュアルの大前提としてビジネスシーンに馴染む着こなしでなければならないため、過度な肌の露出は避けるべき。シャツやポロシャツのボタンをざっくり開けて着こなすのはマナー違反です。
【インナー選びに気を遣う】ATTENTION04
汗をかくことが予想される夏は、インナー選びにも注意が必要です。汗染みになりにくい通気性の良い素材のインナーや、透けにくいカラーのインナーを選ぶことで、清潔感のある着こなしを心がけましょう。
シンプルになりがちなコーディネートの幅を増やすCOORDINATION
シンプルな着こなしが増える夏の着こなしは、マンネリ化しがち。そんな時はシルエットやカラー選びに変化をつけることで、コーディネートの幅を広げましょう。
point01<タックイン・タックアウトでシルエットに変化をつける>
ジャケットを羽織らない着こなしが増える夏のオフィスカジュアルでは、トップスの裾をタックインするかタックアウトで着こなすかによって印象がガラリと変わります。きちんと感を強調したい時はタックインで着こなすのがおすすめ。また、シャツやポロシャツ、カットソーなどのトップスは、タックアウトでもだらしなく見えないほどよい身幅・着丈を選ぶことも重要なポイントです。
point02<襟の形にバリエーションを持たせる>
ジャケットやネクタイなしで過ごすことが多い夏のオフィスカジュアルでは、トップスの襟の形にもこだわりたいところ。ノーネクタイでもさまになるのは、「ホリゾンタルカラー」や「ボタンダウン」です。
ポロシャツの場合は、首元が立体的に見える台襟仕様のデザインを選ぶのも一つの方法。
point03<ストライプなどの柄物でアクセントをプラス>
シンプルな着こなしに簡単にアクセントをプラスできるのが、柄入りのトップスです。控えめなストライプ柄やチェック柄なら、ビジネスシーンにも対応可能。派手になり過ぎないよう、ベーシックな色味を選びましょう。
point04<上下で別々のカラーを選んで軽さを出す>
夏のオフィスカジュアルでは、トップス×パンツはもちろん、ジャケパンスタイルにおいても上下で別々のカラーを選ぶのがおすすめ。あえてカラーを揃えないことで堅苦しさが払拭され、夏らしい軽さを出すことができます。特にパンツに明るいトーンを選んであげると、グッと爽やかな印象に。
point05<黒以外のシューズも活用する>
定番のビジネスシューズといえば黒のレザーシューズですが、軽さを出したい時はブラウン系を選ぶのもアリ。さらにカジュアル感を出すなら、ローファーやキレイ目のスニーカーを選んでもよいでしょう。TPOに合わせて失礼にならない範囲でシューズ選びに変化をつけると、着こなしの幅がグンと広がりますよ。
夏に使えるカジュアルなアイテム紹介MUST ITEM
次に、実際に夏のオフィスカジュアルに使えるおすすめアイテムをご紹介します。
【ポロシャツ】ITEM01
夏のカジュアルトップスの定番アイテムであるポロシャツは、オフィスカジュアルにもおすすめです。ワイシャツに比べて窮屈さがなく快適に着られるうえ、襟付きのデザインがきちんと感のある爽やかなスタイリングを叶えてくれるのが魅力。
ビジネスシーンにおいては、ベーシックカラーを選んでフォーマル度を保つようにしましょう。また、ノーネクタイでもだらしなく見えないような襟デザインを選ぶことも大切です。
【柄シャツ】ITEM02
シンプルな着こなしにアクセントを加えてくれる柄シャツも、オフィスカジュアルにおすすめのアイテムです。ベーシックな色味のストライプ柄やチェック柄をチョイスし、派手になりすぎないよう注意しましょう。
【サマージャケット】ITEM03
きちんと感を求められるシーンでは、やはりジャケットも必要ですよね。夏のジャケットは、着心地はもちろん見た目にも涼しげな印象を与えるコットンやリネン素材を選ぶのがポイントです。吸湿速乾性に優れたクールマックスなどのハイテク素材を採用したジャケットもおすすめ。
夏のオフィスカジュアルにおすすめのキレイ目シンプルコーデ
それではさっそくオフィスカジュアルに最適なキレイ目コーデをご紹介します。
シャツ×パンツの定番コーデシンプルイズザベスト
オフィスカジュアルコーデの定番、シャツ×テーパードパンツの王道スタイル。オフィスシーンには派手過ぎる柄はNGですが、控えめなストライプなら問題ありません。ストライプの縦ラインがシャープな印象をプラスしてくれるだけでなく、シンプルコーデのアクセントとしても一役買ってくれますよ。
ラフに寄せたい時は、ジャケット代わりにシャツをさらりと羽織った着こなしも◎。インナーはきちんと感がキープできるシンプルなきれいめカットソーを選びましょう。タックアウトでもさまになる、長すぎない着丈をチョイスするのも重要なポイント。
シャツは夏らしい清涼感を纏えるブルー系のストライプもおすすめです。ホワイト襟が爽やかなクレリックカラーをチョイスするのもあり。シューズは黒のドレスシューズで繋いでパンツと一体感を持たせると、ビジネスシーンらしいスマートさを演出できます。
夏のポロシャツコーデビジネスカジュアルに欠かせない
夏のビジネスカジュアルに欠かせないのがポロシャツ。アイテム自体はカジュアルですが、Tシャツよりも上品さがあり、襟付きデザインがきちんと感も演出してくれる優秀アイテムです。
ポロシャツを選ぶポイントは、だらしなく見えないジャストサイズをチョイスすることと、ベーシックカラーを選ぶこと。また、ノーネクタイでもだらしなく見えない襟のデザインもポイントです。よりきちんと感を出したい時は、「台襟付き」デザインを選ぶといいですよ。
パンツは、ほどよくきちんと感のある細身のスラックスやトラウザーパンツを選ぶのがおすすめです。ポロシャツもジャストサイズを選んで全体をIラインにまとめてあげると、グッとスマートな印象に。
足元は、ボリューム感のあるスポーツサンダルで旬ムードをプラスするのも素敵ですが、よりきちんと感が求められるシーンではレザーシューズを選ぶのがベターです。
夏のキレイめコーディネートサマージャケットを使った
ジャケパンコーデはビジネスシーンにおけるカジュアルスタイルの基本。フォーマル感をキープしつつ、上下で別々のアイテムを合わせることで堅苦しさを感じさせない着こなしに仕上げるのがポイントです。
また、夏のジャケパンスタイルは素材選びも重要。サラッとした肌触りのコットンやリネンを採用したサマージャケットを選び、見た目にも爽やかさを演出しましょう。
インナーはキリっと決めたい時はシャツを、夏らしいラフさを出したいならポロシャツやカットソーをチョイス。ジャケットとパンツが別々のカラーなので、インナーのカラーは同系色を選び統一感を出すのが正解です。インナーとシューズのカラーを揃えるのも一つの方法。
足元にはシンプルな白スニーカーを選ぶことで、クリーンな抜け感とほどよいカジュアル感を引き寄せましょう。ジャケットとインナーのカラーを拾ったポケットチーフで粋なアクセントを加えても◎。
夏らしいコーディネート柄シャツを使用した
着こなしがシンプルになる夏は、柄物を上手く取り入れることでコーデにリズム感を生み出すことができます。とはいえ派手な印象にならないよう、カラートーンを抑えるなどの気配りは必要。タックアウトでもラフすぎない、ほどよいサイズ感を選ぶのもポイントです。
ネイビー地のストライプ柄シャツには落ち着いたグレーのスラックスを合わせ、コントラストを抑えたカラーパレットに仕上げます。オフィスカジュアルにオープンカラーシャツを選ぶ時は、首元が露出しないようシンプルなカットソーを覗かせる工夫を。
足元はビジネスシーンらしくベーシックなドレスシューズを選んであげると、遊び心のあるトップスとのバランスが整います。柄シャツは重要な打ち合わせなどにはラフになり過ぎるため、TPOはしっかり見極めた上で取り入れるようにしましょう。
キレイめオフィスカジュアル夏らしい遊びの効いた
ネイビーカラーのスーツスタイルにちょっとした遊び心と抜け感を出したい時には、インナーにカラーポロを選ぶのもおすすめ。爽やかなブルー系なら、ビジネスカジュアルらしさもしっかりキープできますよ。
ポロシャツは、ニット素材を選んで大人の余裕を感じさせる着こなしに仕上げるのも◎。襟にラインの入ったデザインを選んだり、ニットタイをプラスしてアクセントにしても素敵です。
インナーをタックアウトで着こなしてあげると、よりカジュアルな雰囲気に。オフィスカジュアルにおいては、清潔感を保ちつつほどよくラフさを出すのが夏らしい装いに仕上がるポイントです。