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リネンは夏のお供

リネンは夏のお供

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リネンは夏のお供

サラサラした肌触りで速乾性が高いリネンは、暑い時期を乗り越える最適な素材で、見た目も涼しい夏の定番アイテムです。

カジュアルファッションとして身近なリネンの衣類ですが、最近では縫製技術の成長や職場の服装自由化などによって、ビジネスシーンでも着られるようになりました。

とはいえ、シワになったり肌が透けやすいリネンを、オフィスカジュアルに取り入れるには、いくつか課題があります。

そこで今回は、きちんと感が求められるビジネスシーンで、リネンの魅力を引き立てながらルーズにならないポイントを紹介します。

長所や短所リネン素材の特徴とは

そもそもリネンとは一体、どのような特徴があるのでしょうか。

ビジネスシーンでの活用方法を知る前に、まずはリネンの素材の特徴を理解して、商品選びや購入後のケアに役立てていきましょう。

長所

リネン100%で編みこまれた洋服は10年以上長持ちするほど、リネンは強度の高い素材です。水分を吸うと繊維が重なり合う性質があるため、何回洗っても伸びたり縮んだりするリスクは低いのです。

またリネンは吸水・速乾性にも優れており、その力は綿の4倍だと言われています。汗を素早く吸い込み素早く乾いてくれるので、夏に大活躍するのもうなずけます。

長所はその他にも沢山あります。汚れに強い、使い込むほど生地が柔らかくなり肌に馴染む、毛玉になりづらいなど、洋服の素材として優秀な特性があるんです。

機能面だけでなく、その独特な風合いが醸し出す大人っぽさも魅力の1つ。ファッションに敏感な30代40代には、いつの時代も絶大な人気を誇っています。

短所

ご存知のように、リネンの最も目立つ弱点はシワになりやすい点です。カジュアルな着こなしでは、多少のシワも個性として受け取れますが、ビジネスシーンでは少しのシワでも短所になってしまいがち。

シワになりにくい製品を選ぶ、干す前に生地をよく引っ張る、シワの原因となる脱水はせず濡れ干しするなど、対策が必要ですね。

また座ったり歩いたりするときの摩擦で、シワができやすいリネンパンツを履く場合は、シワになりにくい綿やウールなどをミックスさせた混紡生地も視野に入れると良いでしょう。

ビジネスシーンで活用する際の3つの注意点

汗を沢山かく夏でも快適な着心地をキープしたり、清々しい雰囲気を作ったりと、長所が豊富なリネン。

この見事な長所を最大限に活かすには、次に紹介する3つの注意点を意識しておきましょう。

POINT薄手の生地は避ける

同じリネン100%の洋服でも、生地の厚みによっては異なった印象を受けるでしょう。

目の粗い薄い生地では、南国を思わせるようなリラックス&軽い印象に。

目の詰まった厚い生地では、涼しげなシャリ感を表しながら、程よい重厚感のある印象になります。

リネンをビジネスシーンで着るなら、後者の目の詰まった厚い生地を選びましょう。

POINTリネンの多用は控える

オフィカジのベーシックは、ジャケット、インナー、パンツの3点になりますが、この中でリネンを2点以上取り入れるのは控えましょう。

リネンパンツにリネンジャケットを合わせると、清涼感がある軽やかなイメージになりますが、ビジネスシーンではカジュアルダウンしすぎなのでNG。

どうしてもリネンにこだわりたい場合は、綿やウールなどの素材を混ぜた混紡生地を使ったアイテムを取り入れてみてください。

POINT洗い方・干し方に注意

シワになりやすいリネンは、シワを防止するための最低限のケアが必要です。

手間をかけられる方は、押し洗いと軽い手絞りをした後、風通しの良い日陰で濡れ干しをしてください。

時間が取れない方は、洗濯機の手洗いコースやドライコースで洗いましょう。

いずれにしても、リネンを傷めない為に、使用する洗剤は中性洗剤(おしゃれ着洗い用)がベターです。

夏のオフィスカジュアルに使えるリネンアイテム

ここからはリネン素材の特徴や着用時の注意点を踏まえた上で、夏のオフィスカジュアルに取り入れたい、おすすめリネンアイテム・コーディネートを紹介します。

SHIRTSリネンシャツ

ITEM 1UNIQLO(ユニクロ)/プレミアムリネンシャツ

UNIQLO(ユニクロ)|プレミアムリネンシャツのコーディネート画像

品のある光沢感と爽やかなサックスブルーのリネンシャツ。

クリース(折り目)の入ったパンツと合わせることで、カジュアルになりすぎるのを防ぎ、上下のバランスを整えます。

こちらのアイテムは、ややゆとりのあるサイズ感が特徴で、肩幅・袖幅に余裕を残した仕上がりです。

またタックアウトすれば、さらにリラックスした雰囲気になり、オフでも着まわせるでしょう。

ITEM 2BARNS OUTFITTERS(バーンズ アウトフィッターズ)/フレンチリネン ロングスリーブ ボタンダウンシャツ

BARNS OUTFITTERS(バーンズ アウトフィッターズ)|フレンチリネン ロングスリーブ ボタンダウンシャツの画像

ポリエステルとリネンを絶妙な配合率でミックスさせた1着。

リネン生地の柔らかい特性と、ポリエステルの艶やかな特性が程よく重なり合っているので、リネン独特のシャリ感(乾燥していて堅い肌触り)は控えめです。

またシャープなシルエットにもご注目。風合い感の強い素材でも、ジャストサイズを着ることで、上品な着こなしができます。

ブラックまたはグレースラックスとの相性が良いでしょう。カジュアルに決めるならデニムもOK。

ITEM 3ozie(オジエ)/クレリックシャツ

ozie(オジエ)|クレリックシャツの画像

白い襟袖に、ネイビーストライプの身頃を合わせた、リネン100%のクレリックシャツ。

襟が広く開いたカッタウェイカラーに、クレリックの気品あるデザインが特徴で、リネンシャツとは思えないクラシックな印象です。

小紋柄ネクタイを着ければ、よりフォーマルなコーデに近づけます。リネンシャツにネクタイを合わせる場合は折り柄や素材に凹凸があるタイを選ぶと◎

また生地の目も詰まっているので、リネン特有のリラックス感を感じさせず、ドレッシーな印象。

色・形ともにスタイリッシュにまとめられているので、ジャケパンスタイルにもマッチするでしょう。

ITEM 4green label relaxing(グリーンレーベル リラクシング)/フレンチリネン ボタンダウン 7分袖 シャツ

green label relaxing(グリーンレーベル リラクシング)|フレンチリネン ボタンダウン 7分袖 シャツの画像

裾のカッティングが穏やかなカーブを描いた、個性的なリネンシャツ。

ポリエステルをわずかに含んでいるため、型崩れを防止したり、美しいシルエットをキープする効果が期待できます。

七分袖と湾曲した裾の形がカジュアル要素を高めていますが、マットな素材感とロイヤルブルーの落ち着いた色合いが大人っぽさを演出しているので、30代40代の男性にもおすすめです。

ITEM 5Windsorknot Albert Avenue(ウィンザーノット アルバート アベニュー)/半袖ワンピースカラー ボタンダウンシャツ

Windsorknot Albert Avenue(ウィンザーノット アルバート アベニュー)|半袖ワンピースカラー ボタンダウンシャツの画像

台襟がないリネン素材のワンピースカラーシャツ。

ワンピースカラーシャツは襟のロールが美しくキマり、エレガントな印象です。ノータイで着る場合でも1枚で様になります。

襟の土台部分がないので、通常の襟シャツより首元の開き方が大きくなり、着る人をセクシーに見せる効果もあります。

淡いピンクやサックスブルーなどのペールトーンをチョイスすれば、清潔感のあるコーデが作れるでしょう。

ITEM 6Free Nature Linen(フリーネイチャーリネン)/半袖シャツ 麻混 ボタンダウン 半袖シャツ

Free Nature Linen(フリーネイチャーリネン)|半袖シャツ 麻混 ボタンダウン 半袖シャツのコーディネート画像

綿、ポリエステル、リネンの3種類を使ったリネンブレンドシャツ。

リネン独特の風合い感を残しつつ、綿の滑らかな肌触りも感じられるいいとこ取りな1枚です。

襟、袖、裾の裏地は、ボーダー柄になっているのがポイントで、遊び心が見え隠れします。

また綿・ポリエステルの混紡生地なので、洗濯してもシワになりにくいといった、機能性も嬉しい要素ですね。

生地感、色、シルエットなどがシンプルで、コーディネートに取り入れやすいアイテムです。

ITEM 7G-STAGE(ジー・ステージ)/コットンリネン台衿ニット半袖シャツ

G-STAGE(ジー・ステージ)|コットンリネン台衿ニット半袖シャツのコーディネート画像

綿とリネンをミックスさせた、ハリ・コシの強い台襟つきポロシャツ。

ボタンのないスキッパーカラーなので、一見すると胸元が派手な印象に見えますが、形の整った台襟付きなのでルーズに見えません。

袖と裾は緩めのリブ編みになっており、エレガントな味わいも感じられます。

カジュアルな半袖ポロシャツですが、襟の形が綺麗なので、ジャケットを羽織っても様になるでしょう。

落ち着いた色合いと、若干緩いシルエットが大人っぽい雰囲気なので、30~40代男性にぜひ着て欲しい1着です。

PANTSリネンパンツ

ITEM 1MUJI(無印良品)/フレンチリネンパンツ

ITEM 1MUJI(無印良品)|フレンチリネンパンツのコーディネート画像

リネン100%の肌触りの優しいイージーパンツ。

肌に密着しにくい、リネン素材ならではのシャリ感が効いているので、ベタベタするのが苦手な方におすすめです。

リネンパンツは、たとえ目の詰まった厚手の生地であっても、独特な風合いがカジュアル感を高めます。

なので、無理にフォーマルなテーラードジャケットを合わせるのではなく、割とカジュアル向けの綿や混紡のジャケットの方が好相性です。

上記コーデは、ジャージージャケットにポロシャツを合わせたドレスダウンスタイル。

サイズ感をコンパクトにして、ラフに着ないのがポイントです。

ITEM 2BACK NUMBER(バックナンバー)/リネンイージーレギュラーパンツ

BACK NUMBER(バックナンバー)|リネンイージーレギュラーパンツの画像

綿とリネンの混紡生地であしらった、チノパンライクなイージーパンツ。

ワイドなシルエット、ウエストのゴムテープ仕様など、イージーパンツらしいカジュアルな作りになっています。

しかし、腰のベルトループやスラントポケット(角度のあるポケット)など、チノパン要素もしっかり再現。

綿麻の混紡なので、リネンの夏らしい清涼感を感じながらも、軽くなりすぎないバランスの取れた生地感が魅力です。

ファッション性の高いシャツと合わせてカジュアルコーデにしても良し、ドレスシャツと合わせてクールに攻めても決まるでしょう。

ITEM 3COEN(コーエン)/リネンレーヨンストレッチイージーパンツ

COEN(コーエン)|リネンレーヨンストレッチイージーパンツの画像

リネン、レーヨン、ポリエステルを使ったストレッチ機能つきのイージーパンツ。

レーヨンなどの化繊がミックスされているので、シワが目立ちにくい点と、洗濯しても縮みにくい利点があります。

またストレッチパンツなので、動きやすさもGOOD。

ジャストサイズを着れば、イージーパンツのカジュアル感が程よく抜けて、綺麗目スタイルが作れますよ。

リネンを味方に夏を乗り越えよう

色は派手過ぎず、生地は目が詰まった厚めをチョイス。リラックス感が強いモノは避けるのが基本です。洗濯時はシワに要注意。

これらの注意事項を守れば、「リネンの涼しげな印象」「べたつかない肌触り」といったメリットを、オフィスカジュアルに取り入れることができます。

リネンの魅力を最大限に生かして、夏のビジネスシーンをクールに乗り切りましょう。

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